【黙祷】がんで余命ゼロといわれた私の死なない食事
【読書期間】2017年5月16日~17日(2日間)
がんで余命ゼロといわれた私の死なない食事
著 者:神尾哲尾
出版社 :幻冬舎(2017/3/10)
定 価:1100円+税
内 容:
そうだ! 食で病気を治すんだ!
末期がんを宣告されて14年の"奇跡のシェフ"
調味料をすべて変える。旬の食材は皮まで食べる。
昔の日本食をヒントに辿りついた命の食事法。
【はじめにより】
私は14年間、食事の力で末期がんを抑えています。
本業はフランス料理のシェフです。医者から「生きているのが信じられない」と驚かれながら、死なずにずっと生き続けているので、"奇跡のシェフ"とも呼ばれています。
頼ったのは、生きるエネルギーの源、「食」の持つパワー。
人の体は、その人が食べたものでできています。そして、身体の大部分の細胞は、それぞれ一定の期間ごとに新陳代謝を繰り返しています。
ならば食事の徹底的な改善が、自分の体のがん細胞の勢いをそぐ一方で、健全な他の細胞たちを元気づけ、命の日延べにつながる可能性もあるのではないか……。
食事で命のリセットに挑戦してみよう。そう思ったのです。
【目次】
第1章 さらば病院よ、医者よ。あとは自分でやる。
第2章 がんは食事で抑えられる
第3章 がんを遠ざける基本は、まず調味料を変えること
第4章 私が辿り着いた、がんで死なないための食事術
第5章 がんを抑え続けている私が毎日やっていること
第6章 憎まずに、がんと寄り添う心が命を延ばす
【はりまや佳子の感想】
この本を読んで、食に対する向き合い方が、私がレッスンで生徒さんにお教えしていることと同じだったことに感動したので、ネットで著者のプロフィールを検索したところ、残念ながら2017年5月4日にお亡くなりになったという記事をみつけました。
余命ゼロといわれてから14年間もの長い間、オーガニックの食材のもつパワーで命をつないでいらしたことに敬服し、心からお悔やみを申し上げるとともに、神尾様のご冥福を心からお祈りいたします。
がんと自らの力で戦うため、病気治しのマクロビオティックを実践され、2年間で病状が安定。その後、動物性の食品を適度にとりいれたバランスの良い食事を続けて行かれたことで、体力を取り戻されたことから、そのノウハウをまとめたこの本は、マクロビオティックを楽しく伝えたいと思う方に読んでいただくの、ピッタリな本だと思いました。
特におススメしない食品についての表現がわかりやすいので、自分のことばでうまくお伝えできない時に、理解してほしい人に贈るのには最適な本だと思います。
オーガニック料理教室G-veggie 代表 はりまや佳子
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