長生きしたければ、原材料表示を確認しなさい!

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【読書期間】2017年6月22日~24日(3日間)

  

長生きしたければ、原材料表示を確認しなさい! (単行本)

著  者:小薮 浩二郎

出版社 :ビジネス社(2017/5/21)

定  価:1200円+税

内  容:

賢い親は塾よりも食べ物に投資している!

「大手メーカーの食品」

「スーパー・コンビニの食品」

「パン、おにぎり、お菓子」は添加物まみれ!

 

原材料表示を見れば、添加物は避けられる!

  • 厚労省が「安全」とお墨付きを与えているので、食品メーカーは使いたい放題
  • がん、心筋梗塞骨粗しょう症、早産、胎児の奇形…こんなに怖い添加物
  • 小麦粉、しょうゆなど食品素材に含まれる添加物には表示義務がない
  • 一つの添加物に複数の化学物質が使われている
  • 毎日食べている食パンは最も身近な危険食品
  • ゼロカロリーのコーラ飲料は、水と空気以外すべて添加物
  • 糖質ゼロなどの機能性食品ほど怖いものはない
  • 原材料表示に膨張剤、乳化剤、リン酸塩、カラメル色素があるものは買ってはいけない
  • 添加物より怖いマーガリン、ショートニングファットスプレッド

  

【はりまや佳子の感想】

 

私がはじめて手にとった食品添加物は、2005年刊行された安部司先生の「食品の裏側」。以来、たくさんの食品添加物に関する本を読みましたが、この本は食品添加物の決定版といっても過言ではないほど、濃い内容の本です。

 

著者の小薮先生は1945年、岡山県生まれ。九州大大学院農芸化学専攻(栄養化学講座)修了。製薬会社の研究部門ほか、添加物開発の最前線で添加物研究に従事する。研究歴40年以上で、第一人者。現在は、食品会社の顧問、食品販売会社特別顧問(品質管理)に携わっていらして、著書に「悲しき国産食品」「食品業界は今日も、やりたい放題」「食品選び・おとなの知恵 ちょっと高くても、コッチ!」など、これまで多数の食品添加物の本を出版されてきました。

 

私がこの本が素晴らしいと思ったところは、食品添加物

×危険度大(絶対に口にいれてはいけない添加物リスト

△危険度中(避けるべき添加物リスト)

●危険度小(なるべくなら口にいれたくない添加物リスト)

の三段階に分けて、わかりやすい言葉で丁寧に解説し、安全な添加物も紹介しているところ!

 

ちなみに危険度大の筆頭には、【乳化剤(大豆由来・卵由来は除く)】と書かれていて、使用されている食品として、パン類、菓子類、洋菓子、アイスクリーム、乳製品、マーガリン、ショートニング、かまぼこなどの水産練り製品、揚げ物、珍味食品、チョコレート、麺類、餃子、スナック、缶コーヒー、畜肉製品、カレー、てんぷら粉、ソース類と、みなさんが普段慣れ親しんでいる加工食品が列記されていました。

 

その上で、隠れ添加物についても詳しく説明してくださっているので、添加物のことを良く知らない方でもこの本を読めば、加工食品を購入するときに裏の原材料表記をみながら、より安全な食品を選ぶことができそうですよ。

 

そして第4章には「体に入った添加物がどうなるのか?」ということや、「体に蓄積された添加物を排出する方法はあるのか?」など、私たちの健康にかかわる問題まで、丁寧に解説され、最後には「体によい食事、負担をかけない食事」、「いい食品、悪い食品の見分け方」について、添加物のプロの立場から具体的に述べていらっしゃいます。

 

巻末には全国の自然食品店リストも記載されていましたので、オーガニック料理ソムリエ代表の私はさっそく自分が住んでいる大田区を調べてみたところ、JR蒲田駅の近くに自然食品店があることがわかったので、今度覗いてみようと思いました♪

 

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オーガニック料理教室G-veggie 代表 はりまや佳子

(蒲田校)大田区東蒲田2-5-11

(銀座校)中央区銀座3-12-19 銀座楽心ビル1階

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【Blog】はりまや佳子のオーガニック大好き